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12.102021
マイホームデザイナーはどれを選べばよいのか?
メガソフト社のマイホームデザイナーシリーズは、最上位の3Dアーキデザイナーから価格の安い家庭版の3Dマイホームデザイナー13まで、たくさんの種類が発売されています。
最上位版の3Dアーキデザイナーを選べば、すべてのシリーズの機能が網羅されつつ、最新の機能が随時追加されていくので、
「迷ったときにはこれ!」
と言ってもよいのですが、最上位だけに価格も最上位。
そこで、購入検討者は迷うわけです。
「自分が使えるかどうかわからないし、どれだけ使うかもわからないし・・・」
こう思うと、いきなり一番高いやつを買う、というのはハードルが高いですよね。
「でも、たくさんあるシリーズのどれがいいの?」
「仕事で使うのには一番安いやつではだめなの?」
というのが、最初に迷うところでしょう。
マイホームデザイナーシリーズは、製品によって機能が少しずつ違いますから、これから買おうか、と思っている人が、どれが自分に合っているかを判断するのはなかなか難しいもの。
そこで今回は、高い製品と安い製品の違いのうち、見た目で一番わかりやすいパースの仕上げ「レンダリング」について解説します。
最初の判断の目安になると思います。
価格の安い家庭版「3Dマイホームデザイナー13」のパースの仕上げは、操作画面で見えているままの「リアルタイムレンダリング」だけです。
たいして、3DマイホームデザイナーPROや3DインテリアデザイナーNeoなどの上位版では、レイトレースレンダリングとOptimageレンダリング、最上位版の、3DアーキデザイナーにはPixageレンダリングという仕上げ方法も使えます。
ということで、同じパースを使って、リアルタイムレンダリング、レイトレースレンダリング、Optimageレンダリングの違いを見ていきましょう。
まず、リアルタイムレンダリング。
「おっ、これは普通にいいじゃないですか?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
3Dマイホームデザイナーシリーズのリアルタイムレンダリング(操作画面と同じもの)は年々進化してきて、今では普通にプレゼンに使えるレベルになっています。
では、レイトレーシングレンダリングのパースはどうでしょうか。
リアルタイムレンダリングよりもちょっと暗いのですが、これは光源設定をレイトレーシング用に調整せずに描画したため。
注目していただきたいのは、「影」です。
見比べてみると、リアルタイムレンダリングでは、ダイニングテーブルなどの家具に影がついていないことが分かります。
インテリアの演出に照明効果は欠かせません。
光と影の陰影が、夜のインテリアの印象を大きく左右します。
なので、昼間のパースならばリアルタイムレンダリングでも遜色はないのですが、夜の演出には、リアルタイムレンダリングは向きません。
次は、Optimageレンダリングを見てみましょう。
こちらもOptimageレンダリング用の光源調整前なので、かなり暗い画像になっていますが、注目いただきたいのはやはり「影」。
ダイニングテーブルの影の見え方が、レイトレーシングではくっきりとしていますが、Optimageレンダリングではやわらかな感じになっています。
照明器具のフードにも注目してください。
Optimageレンダリングではスタンドライトのフードが透けて見えています。
こういった半透明の表現もOptimageレンダリングなら可能です。
レイトレースレンダリング、Optimageレンダリングともに暗いので、iPadアプリ「Affinity Photo」で明るさを調整したものを見比べてみましょう。
影の出方や光の回り方が、Optimageレンダリングの画像の方がより自然ですが、レイトレースレンダリングも光と影の演出の表現力は十分にあります。
※レイトレースレンダリングのほうにはAffinity Photoでコーブ照明も書き加えてあります。
「レイトレースレンダリングとOptimageレンダリングはどっちがいいの?」
そう思われた方に、レイトレースレンダリングとOptimageレンダリングの注意点をお伝えいたしますと、
・レイトレースレンダリングは自分のパソコンで行うので、パソコンの性能によってはレンダリングに時間がかかることがあります。
・レンダリングしている間はほかの作業はできません。
・Optimageレンダリングはインターネット上のサーバーでレンダリングするので、自分のパソコンの性能に左右されません。
・レンダリングしている間にほかの作業をすることもできます。
・Optimageレンダリングは有料サービスなので、一枚描くごとにお金がかかります。
いかがでしたか?
このパースの仕上がりの比較を見ていただいて、
用途によって、目指すものによって、リアルタイムレンダリングでも十分かも?という人から、Optimageレンダリングは必須、という人まで、判断の基準にしていただければ幸いです。
マイホームデザイナーシリーズ、使ってみたくなったけれど、使いこなせるだろうか?
そんな方に初心者が短期間で実用レベルまで使えるようになる基礎講座を誤用しております!
すでにマイホームデザイナーシリーズを使っているけれど、Optimageレンダリングの明るさが思うように調整できない、という方には、今回の画像調整でご紹介したAffinity Photo for iPadの講座やPhotoshopの講座もございます。
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