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10.122021
動画日記を撮影する時に気を付けたいこと③~カメラをやたら動かさない~
![動画日記を撮影する時に気を付けたいこと③~カメラをやたら動かさない~](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2021/10/527A52F1-1811-4512-8D92-5A7848A4D3EB-1024x576.jpeg)
写真は瞬間を切り取るものですが、動画は時間を切り取るもの。
だからこそ、「動きを出したい」と思うのが人情です。
ですが、「動きのある絵を撮ること」と「カメラを動かすこと」は全く違います。
人間の目と脳はうまくできていて、自分が動きながら何かを見つめていても、見つめているものに脳がフォーカスして、動いている自分については無視します。
だから、動きながらものを見ても、普通は酔いません。
でも、カメラに映っているものがやたらと動くと、気分が悪くなりますよね。
それは、自分が動いているのではなくて、カメラが勝手に動いているからです。
なので、撮影の際に、撮影者がカメラを動かしながら撮っても、撮影者自身は気にならないのですが、その動画を後から第三者が見ると気持ち悪いのです。
ということで、動きのある絵を撮りたいからといって、カメラ自体を動かすのは控えましょう。
特に、動画撮影に慣れてない人の動画は、前後にカメラを動かすことを頻繁に繰り返している、というものがありますが、特に演出として行う場合を除いては、前後にカメラを動かすと、とても見ていて気持ちが悪いのでやめましょう。
では、インテリア撮影や風景撮影など、基本的に静止しているものを動画撮影する場合は、どうすればよいでしょうか。
それは、カメラを動かすのではなく、写っているものに動きを加えるのです。
たとえば、この公園の風景。
このように、風に揺れる葉を撮ることで、さわやかな風が吹いていることを感じてもらえます。
また、手前の葉から奥の噴水にフォーカスを変更することで、フォーカルポイントを変えたり、奥行き感を出したりするのも一つの技法です。
インテリアを撮影する場合にもこの方法は応用できます。
カメラのすぐ前に花などの小物を置いてそこにフォーカスする。
扇風機などで花を揺らす。
花から奥のソファにフォーカスを移す。
というような感じ。
揺らすものはカーテンなども効果的。
窓をあけて風を通してカーテンを揺らせば、春や秋のさわやかさを演出できますし、ウィンドウトリートメントの効果的な撮影にも有効です。
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