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1.152024
マイホームデザイナーのレイトレースレンダリングでも、間接照明けっこういけるかも!
マイホームデザイナーは、建築CADよりも操作方法が簡単なので、始めたばかりの人でも1時間もあれば3Dパースを作成できます。
ただし、それは、「とりあえず」できる、ということ。
マイホームデザイナーの初心者ユーザーの多くが、
「どうして自分のパースは、メガソフトのWebページに掲載されているパースと見栄えが違うんだろう?」
と悩んでいます。
実は、マイホームデザイナーで、魅力的な3D建築パースを作成するためには、たくさんの押さえておきたいポイントがあるのです。
そのポイントの一つが「照明」の表現。
今のマイホームデザイナーは、照明器具パーツを配置すれば、自動的に明かりが点くようになっているので、照明器具の表現にいろんなテクニックがあることに、返って気が付きにくいのです。
※昔のマイホームデザイナーは、照明器具を配置するだけでは明かりが点かず、別途光源をつけていく必要がありました。
その時に、光源のいろんな設定方法にも気づいた人が多かったのです。
便利になることで、失われていく工夫、というものはどんな世界でもあるものですね。
閑話休題。
3D建築パースのなかでも、インテリアパースは照明をうまく表現できるかどうかが、見栄えを大きく左右します。
そして、おしゃれ感を高める照明表現の一つが「間接照明」です。
マイホームデザイナーでは、この間接照明を表現するのがなかなか難しいのです。
その理由の一つとして、間接照明らしく「面」で照らす光源設定がない、ということがあげられます。
その「面光源」がないことをカバーする方法として、「発光」という色を使ってOptimageでレンダリングする、というものがあるのですが、これが大変難しい。
いっぱつで思い通りの間接照明表現にならず、何度も試行錯誤を繰り返して、理想的な間接照明表現に近づける、という作業が必要になります。
それは、Optimageレンダリングの結果が、3D操作画面で見えているパースとかなり違ってでてくるから、ということもあります。
マイホームデザイナーには、レイトレースというレンダリング方法も搭載されているのですが、レイトレースは「発光」色を使った間接照明が表現できないことや、影が強くくっきりと出てしまうので、やわらかいインテリアパースの表現ができない、という弱点があります。
しかし、レイトレースレンダリングでも、工夫すれば間接照明の表現をだせないことはありません。
こちらは、レイトレースレンダリングで表現したインテリアパースです。
ベッドのヘッドボードのところに間接照明を表現してみました。
さすがに、面光源とまではいきませんが、それっぽい表現ができています。
これ、光源をスポットライトにしたダウンライトを連続的に並べて、やわらかい光がでるように光源設定を調整したものです。
レイトレースレンダリングでは、影が強く出て、質感も硬めにでやすいので、インテリアパースとしては、印象がきつくなりがちなのですが、もしPhotoshopをお持ちであれば、明るさ調整、カスミの除去、テクスチャをあまめにするなどの調整をしてみると良いかもしれません。
そんな調整をしたのがこちら。
全体的なイメージがやわらくなったので、Optimageレンダリングにも負けないインテリアパースに仕上がりました。
マイホームデザイナーには、本当にたくさんの機能が搭載されていて、それをすべて使いこなせば、より美しく、より魅力的な3Dインテリアパースをだれでも作成できるようになります。
そして、その機能は、「詳細設定」と書かれているボタンや、メニューバーの様々なメニューの中に隠されていますので、ぜひ、あちこち触りまくって、その機能を掘り起こしてあげてください。
そんなの、探すのめんどうだよ!
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