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えっ?!3DマイホームデザイナーってMacで動かないんですか?

えっ?!3DマイホームデザイナーってMacで動かないんですか?

先日、3Dマイホームデザイナー導入相談をさせていただいた方なのですが、3Dマイホームデザイナーがインテリアプレゼンパースには最適な3DCGソフトであることをご納得いただき、それではどのソフトにしましょうか、という段階になって、相談者様から出てきた言葉に

「えっ!?」

と、なりました。

相談者様曰く、

「Mac版はどれですか?」

そうなんです。

3Dマイホームデザイナーシリーズは、Windows版オンリーのソフト。

Mac版は用意されていないのです。

MacBook Air

「デザイン系のソフトは、Macが良い、と思ってMacを買ったのでした。」

とのお言葉。

確かに、パソコンでデザインをするならMac、という時代がかつてありました。

でも、今は、Windowsパソコンも高性能になり、書体も揃っているので多くのデザイナーはWindowsで作業しています。

もちろん、デザイン系のソフトは、Windows版もMac版も両方用意しているので、相談者様が勘違いするのももっともなこと。

でも、本当に残念なことですが、マイホームデザイナーにMac版はなく、おそらく今後も発売される可能性は低いのです。

windows

失意に暮れる相談者様。

メガソフト勤務時代の僕であれば、

「大変、申し訳ございません。」

と言わざるを得なかったのですが、今はインテリアコーディネーターの方々のITサポーターを生業としておりますので、このまま引きさがらるわけにはいきません。

「Macでマイホームデザイナーを動かす手がないこともありません!」

と、助け舟を出したのでした・・・

ということで、今回、Macで3Dマイホームデザイナーを動かせるのか?を記事にしていこうと思います。

Macでマイホームデザイナーを動かす

まず、最初に、気をつけておくべきことがあります。

一口にMacと言っても、大きく分けて2種類のMacがあるということです。

Macは長らくインテルのCPUを搭載してきました。

インテルCPUはWindowsパソコンに使われているものと基本的に同じもの。

それに加えて、WindowsからMacに乗り換えてもらいやすくするために、Apple自らMacでWindowsが動く仕組み「Boot Camp」を提供してきました。

これにより、機械はMacだけれど、Boot Campを使えばWindowsパソコンになる、という使い方ができました。

つまり、このインテルCPU搭載のMacであれば3Dマイホームデザイナーを動かせます、と言えたのです。

しかし!

2020年の秋、Appleは、MacのCPUをインテルから自社開発のオリジナルCPU、M1に変更。

これにより、Boot Campの仕組みが使えなくなりました。

さて、MacでWindowsを動かす方法として、Boot Camp以外に「仮想化」というやり方があります。

MacのOS上でソフトウェア的にWindows環境を構築して動かす、という方法で「Parallels Desktop」というソフトが有名です。

M1 CPUになり、Boot Campが使えなくなったのなら、このParallels Desktopはどうか?

残念ながら、Windows自体がインテルCPU上でしか動かないため、Parallels DesktopもM1 Macではどうしようもなかったのです。

なのですが、Windowsにはインテル版の他に「Arm」というCPUに対応した製品があります。

そして、この「Arm」とAppleのM1 CPUは同じアーキテクチャ(構造)を持っているのです。

ということで、Parallels Desktopは、このArm版WindowsをMac上で動かすことを実現。

2022年、Arm版Windows11が正式リリースされたことにより、Parallels Desktopを使ってMac上でWindowsを動かせる環境が整いました。

でも3Dマイホームデザイナーはインテル版のWindows上で動くことを前提にしたソフト。

果たして、Arm版Windowsでちゃんと動くのか、という問題もあります。

また、仮に動作したとしても、ソフトウェア上の仮想環境の上で3DCGという重量級のソフトが快適に動作するのか、という問題もあります。

と、長々と書いてきましたが、皆さんにとっては、そんな歴史や理屈はどうでもよくて、要は

「動くの?動かないの?」

ということが問題ですよね。

ということで、これが答えです。

はい!動きました!

Macbook Air上のParallels Desktopのウィンドウの中で、3Dアーキデザイナーが動いております。

実際の動きはスムーズなのか、を実感していただくために、ほぼノーカットにしております。
※Optimageレンダリングのところだけ、カット編集しております。

使っているMacは2022年版のMacbook Air。
最新のM2 CPUを搭載、メモリを24GB に増設した、かなり贅沢な環境ではあります。

最新のM2 Macで、メモリ24GB載せ、という好条件ではありますが、Arm版のWindowsでも3Dマイホームデザイナーシリーズが動くことが確認できました。

Macで3Dマイホームデザイナーシリーズを動かしたい方に、一つの解決策としてご覧いただければ嬉しいです。

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