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9.292022
えっ?!3DマイホームデザイナーってMacで動かないんですか?
![えっ?!3DマイホームデザイナーってMacで動かないんですか?](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2022/09/スクリーンショット-2022-09-29-13.38.39-1-1024x708.png)
先日、3Dマイホームデザイナー導入相談をさせていただいた方なのですが、3Dマイホームデザイナーがインテリアプレゼンパースには最適な3DCGソフトであることをご納得いただき、それではどのソフトにしましょうか、という段階になって、相談者様から出てきた言葉に
「えっ!?」
と、なりました。
相談者様曰く、
「Mac版はどれですか?」
そうなんです。
3Dマイホームデザイナーシリーズは、Windows版オンリーのソフト。
Mac版は用意されていないのです。
![MacBook Air](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2022/09/緑とライムグリーン-食べ物中心-食べ物-YouTubeサムネイル-1040-×-720-px-1024x709.png)
「デザイン系のソフトは、Macが良い、と思ってMacを買ったのでした。」
とのお言葉。
確かに、パソコンでデザインをするならMac、という時代がかつてありました。
でも、今は、Windowsパソコンも高性能になり、書体も揃っているので多くのデザイナーはWindowsで作業しています。
もちろん、デザイン系のソフトは、Windows版もMac版も両方用意しているので、相談者様が勘違いするのももっともなこと。
でも、本当に残念なことですが、マイホームデザイナーにMac版はなく、おそらく今後も発売される可能性は低いのです。
![windows](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2022/09/スクリーンショット-2022-09-29-13.46.09-1024x645.png)
失意に暮れる相談者様。
メガソフト勤務時代の僕であれば、
「大変、申し訳ございません。」
と言わざるを得なかったのですが、今はインテリアコーディネーターの方々のITサポーターを生業としておりますので、このまま引きさがらるわけにはいきません。
「Macでマイホームデザイナーを動かす手がないこともありません!」
と、助け舟を出したのでした・・・
ということで、今回、Macで3Dマイホームデザイナーを動かせるのか?を記事にしていこうと思います。
![Macでマイホームデザイナーを動かす](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2022/09/緑とライムグリーン-食べ物中心-食べ物-YouTubeサムネイル-1040-×-720-px-2-1024x709.png)
まず、最初に、気をつけておくべきことがあります。
一口にMacと言っても、大きく分けて2種類のMacがあるということです。
Macは長らくインテルのCPUを搭載してきました。
インテルCPUはWindowsパソコンに使われているものと基本的に同じもの。
それに加えて、WindowsからMacに乗り換えてもらいやすくするために、Apple自らMacでWindowsが動く仕組み「Boot Camp」を提供してきました。
これにより、機械はMacだけれど、Boot Campを使えばWindowsパソコンになる、という使い方ができました。
つまり、このインテルCPU搭載のMacであれば3Dマイホームデザイナーを動かせます、と言えたのです。
しかし!
2020年の秋、Appleは、MacのCPUをインテルから自社開発のオリジナルCPU、M1に変更。
これにより、Boot Campの仕組みが使えなくなりました。
さて、MacでWindowsを動かす方法として、Boot Camp以外に「仮想化」というやり方があります。
MacのOS上でソフトウェア的にWindows環境を構築して動かす、という方法で「Parallels Desktop」というソフトが有名です。
M1 CPUになり、Boot Campが使えなくなったのなら、このParallels Desktopはどうか?
残念ながら、Windows自体がインテルCPU上でしか動かないため、Parallels DesktopもM1 Macではどうしようもなかったのです。
なのですが、Windowsにはインテル版の他に「Arm」というCPUに対応した製品があります。
そして、この「Arm」とAppleのM1 CPUは同じアーキテクチャ(構造)を持っているのです。
ということで、Parallels Desktopは、このArm版WindowsをMac上で動かすことを実現。
2022年、Arm版Windows11が正式リリースされたことにより、Parallels Desktopを使ってMac上でWindowsを動かせる環境が整いました。
でも3Dマイホームデザイナーはインテル版のWindows上で動くことを前提にしたソフト。
果たして、Arm版Windowsでちゃんと動くのか、という問題もあります。
また、仮に動作したとしても、ソフトウェア上の仮想環境の上で3DCGという重量級のソフトが快適に動作するのか、という問題もあります。
と、長々と書いてきましたが、皆さんにとっては、そんな歴史や理屈はどうでもよくて、要は
「動くの?動かないの?」
ということが問題ですよね。
ということで、これが答えです。
はい!動きました!
Macbook Air上のParallels Desktopのウィンドウの中で、3Dアーキデザイナーが動いております。
実際の動きはスムーズなのか、を実感していただくために、ほぼノーカットにしております。
※Optimageレンダリングのところだけ、カット編集しております。
使っているMacは2022年版のMacbook Air。
最新のM2 CPUを搭載、メモリを24GB に増設した、かなり贅沢な環境ではあります。
最新のM2 Macで、メモリ24GB載せ、という好条件ではありますが、Arm版のWindowsでも3Dマイホームデザイナーシリーズが動くことが確認できました。
Macで3Dマイホームデザイナーシリーズを動かしたい方に、一つの解決策としてご覧いただければ嬉しいです。
3Dデザイナーズスクールでは、3Dマイホームデザイナーシリーズの講座を開講しております。
これから買うのだけれど、どのソフトがいいの?
買ったらすぐに使えるようになりたい!
そんなご要望にお応えする講座を取り揃えております!
![3DマイホームデザイナーPRO活用講座](https://3dschool.jp/wp-content/uploads/2021/12/3D%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BCPRO%E6%B4%BB%E7%94%A8%E8%AC%9B%E5%BA%A7%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.png)