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11.132021
マイホームデザイナーの使い方提案「手描き風パースを一瞬で作る」方法とは?

3Dデザイナーズスクールは、インテリアコーディネーターやリフォームプランナーの方に、3DマイホームデザイナーとiPadの活用方法を習得いただくためのオンラインセミナーを開講しております。
そのセミナーの一つとして、iPadで手描きパースを描く講座「iPadでカンタン手描きパース講座」があります。

これは、マイホームデザイナーで作成した3Dパースを下絵にして、「Sketchbook」というアプリによる手描きパースの作り方を学ぶ講座です。
ただし、マイホームデザイナーの3Dパースを使っているのは、「Sketchbook」アプリの様々な機能を効率よく学ぶためにであって、3Dパースを手描きパースに直す、ということが目的ではありません。
せっかく作りこんだ3Dパースをわざわざ手間をかけて手描きにするなんて、ナンセンスですよね。
本当は、下絵にするのは写真でよいのですが、著作権などの問題もありますので、3Dマイホームデザイナーで作った自作の3Dパースを使っているだけなのです。
「Sketchbook」アプリの様々な機能を習得していただければ、写真をもとにこんな手描きイラストもカンタンに描けます。

さて、それはそれとして、今回のテーマは、3Dマイホームデザイナーで作成した3Dパースを一瞬で手描き(風)パースに仕立てる方法であります。
そもそも、せっかく手間をかけて作りこんだ「美しい」3Dパースを、わざわざ「リアル感がない」手描きパースに直す必要があるのでしょうか。
その理由は、3Dパースが「美し」すぎて、「リアル」すぎるから、というなんとも矛盾したものであります。
なぜ、美しくてリアルな提案パースだと問題があるのでしょうか。
それは、初期の提案段階からリアルすぎる提案パースを見せると、お客様の想像力がそれで固定化されてしまうからです。
建築設計における提案方法として、「白模型」というものがあります。
真っ白なスチロール板で家の模型を作って見せることで、空間そのものに注目してもらうという提案方法です。
建築設計では、まずなによりも空間のつながりや動線設計に留意してもらいたいので、壁材や床材などをリアルに仕上げた模型では、それが「雑音」になりかねないから、ホワイトモデル(白模型)を使うわけです。
同様の理由で、インテリア提案パースでも、初期段階でリアルすぎる3Dパースを見せると、
「もう、それでいいわ」
となって、お客様の本当の要望を引き出せなくなることがあります。
昔は、3Dパースを作るのにはそれなりに手間とコストがかかるので、打ち合わせを重ねた後の、最終段階の決定提案として、リアルで美しい3Dパースを提示していました。
でも、3Dマイホームデザイナーが登場し、制作効率と表現力がどんどんとよくなってしまったので、提案の初期段階から、いえ、それどころか、お客様と打ち合わせしながら、3Dマイホームデザイナーを操作して提案を一緒に作り上げることすらできるようになってしまいました。
だから、提案の初期段階から3Dパースで提案することが可能になったわけです。
3Dマイホームデザイナーには、色や質感を取り除いて見せる「ホワイトモデル」という機能があるので、建築設計においてはそのモードで見せる、ということができます。
しかし、インテリアコーディネートやリフォームプランニングでは、壁材や床材の変更そのものが提案になることがあるので、「ホワイトモデル」というわけにはいきません。
そこで、提案初期段階は手描きパースで、ということに意義があるわけです。
手描きパースが得意な方は、紙とコピックマーカーで、そしてもちろん、iPadとApple Pencilと「Sketchbook」アプリで、手描きパースを描いて提案できます。
でも、手描きパースは苦手という方だからこそ、3Dマイホームデザイナーという武器を手に入れたのです。
それをいまさら、初期提案は手描きパースで!と言われても矛盾しますよね。
そんなインテリアコーディネーターさん、リフォームプランナーさんに朗報です。
3Dマイホームデザイナーで作成した3Dパースを、一瞬で手描きパース(風)にする方法があるんです。
しかも、基本、無料で!
それがiOS用アプリ「Graphite」です。
「Grapite」は、いわゆる写真加工アプリで、この手のものは昔からよくありました。
でも、この「Graphite」は、クオリティがすごいのです。
最初に、3Dパース画像を変換したとき、ちょっと開いた口がふさがらないほど驚きました。
とても自然に手書き風に変換してくれるのです。
それが、こちら。
この3Dパースが・・・

一瞬でこれに変わるのです。

ものすごく自然です。
元の3Dパースはインテリアコーディネーターでもないぼくが作ったもの。
それがこんなステキな雰囲気のアートになるなんて!
アーティストとしてデビューしようかしら、とおもったぐらいです。
「Graphite」は、同種のアプリと同じように、このほかにも様々な表現が可能です。
たとえば、モノクロの鉛筆画風。

こちらはボールペン画風。

色を抜くことで、これをベースにiPadの「Sketchbook」アプリで着彩して提案するという方法もアリですね。
これらの機能はすべて無料で使えますが、画像の下に「Graphite by BeCasso」のロゴがでかでかと入ります。
これを削除したい場合は、年間1,450円のサブスクリプションを購入するという方式です。
ロゴさえ気にしなければ、無料で使えますので、3DマイホームデザイナーシリーズのユーザーでiPadやiPhoneをお持ちのインテリアコーディネーターさん、リフォームプランナーさんは、ぜひ「Graphite」アプリを使うことをお勧めいたします!
3Dマイホームデザイナーシリーズのユーザーでない方には、iPadで効率よく手描きパースを作成するための講座「iPadでカンタン手描きパース講座」がだんぜんおススメです!
お申込みはこちらから!

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