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7.252022
メタバース?それおいしいの?っていう人向けのメタバース入門

Facebookが社名をメタ社にしたことで、一気に認知度が上がった「メタバース」という言葉。

でも、どういうものかは、ぼんやりとしかわからないかな?
そんな方に向けて、メタバースについての基本概念や、自分にとって必要なものなのかどうかの判断材料などを解説する記事です。
さて、メタバースについてのニュースなどを読んだとき、
「セカンドライフ的なものかな?」
と思った人もいらっしゃると思います。
セカンドライフは、2003年に発表されたインターネット上の「仮想」世界。
3DCGで構築されていて、参加者はその空間を自由に動き回れます。
これって、まさにメタバースそのもの。
ですが、ご存知の通りセカンドライフは大きな話題になったものの、あっという間に廃れてしまいました。
では、今、話題になっているメタバースも、そんなに流行らないかもしれないかも?
それが、そうとは言えないのです。
なぜか?
それは、セカンドライフが登場した頃と、現在ではITインフラが違っているからです。
2003年といえば、「写メ」できるケータイが普及し始めた頃。

iPhoneが登場するのは4年先のこと。
セカンドライフの3D空間に入るには、パソコンが必要でした。

しかも、当時のパソコンのスペックとネット回線のスピードでは、表現できる3DCGのクオリティがかなりしょぼくて、とっても残念な仮想世界だったのです。
しかし、2022年の現在。
誰ものがスマートフォンを持ち、ネットのスピードは5Gで爆速、Oculus Questなどの手頃な価格のVRゴーグルも発売され、いつでもどこでも誰でも、かなりリアルな仮想空間に気軽に入れる環境が整っています。

そして、世界的な大企業であるメタ社(旧Facebook社)が、社名を変えるほどの入れ込み具合で、メタバースを推進しようとしているのです。
いや、それでも、そんなのはまだまだ先の話でしょ?
それがそうとも言えません。
メタ社だけではなく、Googleもマイクロソフトも既に「Googleグラス」「ホロレンズ」という製品を市場に出していますし、Apple社もARメガネを開発中と噂されています。

IT界のトップ企業がこぞってメタバース関連の開発を行なっているのです。
こうなると、遅くとも数年後にはメタバースが一般に普及し始めると予想されます。
つまり、今、誰もがスマホであらゆる情報にアクセスしているように、数年後にはVRゴーグルやARメガネをかけてさまざまな情報を得るのが普通になってくる可能性が高い、ということです。
会議や商談は、メタバース内に作ったバーチャルオフィスで行われるかもしれません。

企業は、自社のイメージアップのために、オフィスの来客スペースやミーティングルームのインテリアをブラッシュアップするようになりました。
その流れはメタバース内のバーチャルオフィスにも当然引き継がれるでしょう。
マンションのモデルルーム、一戸建てのモデルハウスもバーチャル空間に用意されるでしょう。

Zoom飲み会のような仲間同士の集まりもメタバース内のそれぞれが所有するバーチャルルームを訪ねあって開催されるようになるでしょう。
そうなってくると、現実世界でインテリアコーディネーターが行なっている仕事は、メタバースでも需要が生まれるはずです。

慌てる必要はありませんが、今からそんな世界も意識しつつ、じっくりとメタバースを研究しておけば、全く新しい需要にいち早く対応できるようになります。
メタバース世界でのインテリアコーディネーターの第一人者になれる可能性は、今なら誰にでもあるのです。
さて、去る2022年5月11日、メガソフトは3Dマイホームデザイナーシリーズのデータをメタバースにアップロードできるようにした、と発表しました。
これにはどんな意義があるのでしょうか?
そのあたりを次回、解説したいと思います。
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