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2.212022
iPadとパソコンを連携するキモは「クラウド」と「ファイル」アプリ、別のiPadやiPhoneとの連携も!

「iPadやはパソコンと比べてどうなの?」
という質問をよくいただきます。
今のiPadはキーボードも使えるし、マウスも使えるようになりました。

Apple純正のMagicalKeyboardを接続したら、まるで小型のノートパソコンのような使い方も可能です。
でも、僕が思うiPadの魅力は、
アプリ次第で多種多様な使い方ができるマルチなツールでありながら、基本的に一つの機能に集中して使えること
だと思っています。
iPadでも
ワープロのように文章を作って画像と合わせてレイアウトができます。
Photohopのように画像を加工したり合成したりできます。

Apple Pencilを使って手描きパースを作成することもできます。
パソコンのように、いろんなことができますが、iPadの基本は、一つのアプリが画面を占有するスタイルなので、どんな作業をするにせよ、その作業に集中しやすい、という気がするのです。
そして、こういった制作作業はiPadだけで十分スムーズにこなせるようになったのですが、パソコンのほうが向いている作業はまだまだあります。
例えば、テキストデータや画像データ、エクセルやワードなどのオフィス書類、写真、PDFなどを、案件ごとにフォルダにまとめて管理する、という作業。
いろんなデータをあちこちから持ってきてまとめるような作業は、たくさんのウィンドウを同時に開くことができるパソコンのほうが効率が良いのです。
案件ごとにデータをまとめる作業はパソコンでやる。
iPadではそのフォルダにアクセスして必要なデータを取り出して利用する。
これこそ、iPadとパソコンを連携させた仕事効率化と言えるでしょう。
では、パソコンで整理したデータを、どうやってiPadで利用するか?
そんなパソコンとiPadの連携のキモが「クラウド」と「ファイル」アプリなのです。
今回は、まず「ファイル」アプリについて解説します。
iOSのアプリは、基本的にアプリで作成されたデータがアプリ内に格納されるスタイルなので、この「ファイル」アプリが登場しても、いまいちその役割がわからず、「使っていない」という人が多いのです。
確かに、iPadのアプリを単体で使うのであれば、「ファイル」アプリを意識することはありません。
例えば「メモ」アプリで作ったメモは、メモアプリ内に格納されるので、メモアプリを開けばいつでも作ったメモが閲覧できます。
「ファイル」アプリの出る幕はありませんね。
さて、メモアプリには、テキストのメモ、手書きのメモ、写真に注釈を書き込んだメモなど、さまざまなデータが溜まっていきます。
自分だけのデータベースのようなものです。
データベースは、一箇所にまとまっているのが便利なので、それで良いのですが、たくさんのメモの中から、特定の案件のものだけを抽出して、他のアプリで作ったデータ(例えば表計算のデータ)と一緒にまとめておきたいことがありますよね。

そんな時に利用するのが「ファイル」アプリなのです。
「ファイル」アプリ内に、案件のフォルダを作って、そこにメモアプリの中から選び出したデータを保存しておけば良いのです。

そのフォルダを見れば、特定の案件に関係するさまざまな資料がまとまっている、そんなパソコンのような使い方ができるのが、「ファイル」アプリなのです。
「ファイル」アプリの基本的な使い方、お分かりいただけましたでしょうか?
さて、次回は「ファイル」アプリを使ったパソコンとの連携について解説していきます。
お楽しみに!
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