こんにちは。
3Dデザイナーズスクールの西脇 功です。
ここ最近、AIによる画像生成や動画生成の進化が、ますます加速しています。
ChatGPTでは画像生成・画像編集の精度が高まり、GoogleのGeminiやVeoでは、画像だけでなく動画表現まで身近になってきました。さらに、Adobe Fireflyのようなクリエイティブ系AIも、単に画像を作るだけではなく、制作の流れそのものを支援する方向へ進化しています。
インテリアや建築の仕事に関わる方にとっても、これはとても大きな変化です。
以前なら、パースを作るには専門ソフトの操作やレンダリングの知識が必要でした。
ところが今は、テキストで
- 北欧モダンの明るいLDK
- ホテルライクな寝室
- ナチュラルで上質なリビング
- カフェのようにくつろげるダイニング
と入力するだけで、美しい空間イメージを作れるようになっています。
そのため、インテリアや建築に関わる方の中には、
「もうパース作成はAIだけでよいのでは?」
と感じている方もいるかもしれません。
しかし、ここで大切な視点があります。
それは、AIの美しい画像と、実務で使える提案パースは、役割が少し違うということです。
AIは“雰囲気づくり”が得意になっている
最近の画像生成AIは、空間の雰囲気を作る力が非常に高くなっています。
たとえば、次のようなイメージを短時間で作ることができます。
- 高級感のあるホテルライクな空間
- 自然光が入る北欧風リビング
- 落ち着いたナチュラルモダンのLDK
- 手描き風のやわらかいインテリアパース
- SNSやブログで使いやすいビジュアル
これは、インテリア提案において非常に便利です。
初回提案の方向性を見せる。
お客様の好みを引き出す。
色や素材の雰囲気を共有する。
提案前のイメージづくりに活用する。
こうした場面では、AIは大きな力を発揮します。
AI画像だけでは、実際の部屋に合わせきれないことがある
一方で、AIが生成する空間イメージは、必ずしも実際の建物や部屋に合わせて作られているわけではありません。
実際の住まいには、次のような条件があります。
- 決まった間取り
- 窓の位置
- ドアや建具の位置
- 天井高
- 柱や梁
- 家具が置ける寸法
- 生活動線
AIが作る画像は、見た目としては美しくても、実際の寸法や間取りと一致しているとは限りません。
ここが、インテリアや建築の実務で重要なポイントです。
お客様に提案する場合、必要なのは単なる理想空間ではありません。
「この部屋なら、こう変えられる」
「この間取りなら、この家具配置ができる」
「この窓の位置を活かすなら、このレイアウトがよい」
という、現実に基づいた提案です。
そこで必要になるのがマイホームデザイナー
そこで大きな役割を果たすのが、3Dマイホームデザイナーです。
マイホームデザイナーを使えば、実際の間取りや寸法をもとに、空間を3Dで再現できます。
- 部屋の広さ
- 壁や窓の位置
- 建具の位置
- 家具のサイズ感
- 照明や内装のバランス
- 生活動線
こうした要素を確認しながら、現実に近い形で空間提案を作ることができます。
つまり、マイホームデザイナーは、AI時代における「現実に基づいた土台」を作るツールだと言えます。
マイホームデザイナーのパースがあると、AI活用の質が上がる
ここからが、これからの時代らしい活用法です。
マイホームデザイナーで作成したパースをもとにAIを活用すると、単にテキストだけで画像を作るよりも、実際の空間に近いイメージを作りやすくなります。
たとえば、マイホームデザイナーで作ったLDKのパースをベースに、次のような展開ができます。
- フォトリアルな完成イメージにする
- 手描き風のスケッチにする
- コピック着彩風のパースにする
- ナチュラルモダン、ホテルライク、北欧モダンなどの比較案を作る
- 提案資料やセミナー資料に使いやすい画像に整える
AIにゼロから空間を考えさせるのではなく、
マイホームデザイナーで作った現実的な空間を、AIで魅力的に表現する。
この考え方が、とても重要です。
手描き風の表現も、提案の入り口として使える
AIの活用は、フォトリアルな画像だけではありません。
最近は、鉛筆スケッチ風、マーカー着彩風、コピック風など、手描きパースのような表現も作りやすくなっています。
これは初回提案や方向性確認にとても向いています。
最初から完成度の高いリアルパースを見せると、お客様が細かな部分に意識を向けすぎることがあります。
一方で、手描き風のパースなら、空間の方向性や雰囲気をやわらかく伝えることができます。
たとえば、次のような会話につなげやすくなります。
- このような落ち着いた雰囲気はいかがですか?
- 木の質感を活かした方向で考えてみましょう
- もう少し上質感を出すなら、この方向もあります
- 明るさを重視するなら、こちらの案も考えられます
これからの提案は「3D CAD × AI」の流れになる
これからのインテリア提案では、次のような流れがとても実践的です。
1. AIでラフな方向性を見せる
まずは雰囲気やテイストを共有します。
2. マイホームデザイナーで実際の間取りに合わせて3D化する
寸法、家具配置、動線を確認しながら、現実に近い提案に整えます。
3. AIで表現を整える
フォトリアル、手描き風、比較案など、目的に応じた表現に展開します。
4. 最終提案用の“勝負パース”に仕上げる
お客様が完成後の暮らしをイメージしやすいビジュアルに仕上げます。
この流れが作れるようになると、提案の幅が大きく広がります。
初回相談では、やわらかいイメージで方向性を共有する。
打ち合わせが進んだら、マイホームデザイナーで具体的な空間を確認する。
最終提案では、AIで印象的なビジュアルに仕上げる。
つまり、入り口から出口まで、一人でビジュアル提案を組み立てられるようになります。
AI時代に求められるのは、ツールを組み合わせる力
AIが進化すると、専門ソフトは不要になる。
そのように見えることもあるかもしれません。
しかし、実際のインテリア・建築業務では、現実の空間を正しく扱える力の価値が、さらに高まっていくと考えています。
AIは、雰囲気を広げる。
マイホームデザイナーは、現実の空間を組み立てる。
そして人間は、お客様の要望をくみ取り、提案の方向性を判断する。
この3つが組み合わさることで、これからの時代に合った提案ができるようになります。
まとめ:AI時代だからこそ、マイホームデザイナーが強い武器になる
AIによって、空間イメージを作ることは、以前よりもずっと身近になりました。
しかし、インテリアや建築の実務で大切なのは、美しい画像を作ることだけではありません。
- 実際の部屋に合っていること
- 寸法や家具配置に無理がないこと
- お客様が完成後の暮らしをイメージできること
- 提案として納得感があること
そのためには、現実に基づいた3Dパースを作る力が欠かせません。
これからの時代に強いのは、AIだけを使う人でも、専門ソフトだけを使う人でもありません。
マイホームデザイナーで現実の空間を作り、AIで魅力的に表現できる人です。
3Dデザイナーズスクールでは、マイホームデザイナーを使った空間提案から、AIを活用したビジュアル表現まで、実務に役立つ流れを学ぶことができます。
AI時代の今だからこそ、現実に強い提案スキルを身につけておきましょう。
マイホームデザイナーとAIを実務で活かしたい方へ
3Dデザイナーズスクールでは、3Dマイホームデザイナーの基本操作から、インテリア・建築提案への活用、さらにAIを組み合わせたビジュアル表現まで、実務に役立つ形で学んでいただけます。
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参考情報
3Dデザイナーズスクール
西脇 功
3Dマイホームデザイナー、iPad、IT、生成AIを活用し、インテリア・建築業界の実務者向けに、空間提案力を高めるための講座や情報発信を行っています。








