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iPhoneがコンベックス、いやいやレーザー距離計になる?アプリ「LiDAR Measuring」をテストしてみた。

LiDAR Measuring

リフォームやインテリアコーディネートの仕事にコンベックス(巻き尺)は必須のツールですよね。

でも、コンベックスって小さいくせにけっこう重いものですから、プライベートの外出で持ち歩くのは、ちょっと億劫です、というかプライベートにもコンベックスを持ち歩く人って、マニアックすぎかも。

で、コンベックスと合わせてプロが使っているのがレーザー距離計。いろんなタイプがありますが、軽量・コンパクトなものもあるので、プライベート時の持ち物としても邪魔にはなりません。

それでも、ふと距離を測りたいときに必ず持ち歩いているとは限りませんよね。

そこで、どんな時でも持ち歩いているiPhoneがレーザー距離計代わりになったら便利なんだけどなあ、と思った人はたくさんいると思います。

昔から、iPhoneには、いろんな方法で距離を測るアプリはあったのですが、精確性は今一つだったので、ざっくりとした目安程度になるぐらいのものでした。

ところが、今回ご紹介するのは、これまでのアプリとは一線を画するもの。

それがLiDAR Measuringというアプリで、名前の通りLiDARスキャナを使うものです。
なので、LiDARスキャナ搭載のiPad ProかiPhone Proでしか使えないのですが、果たしてその精度はいかに?

コンベックスのメリットは、丈夫さと安価さ。スチール製の巻き尺なので、長い距離でもするすると伸ばして目的の場所にメジャーの先を当てることができます。
但し、この方法はメジャーを這わせられること。
メジャーの下に何もない、空間的に離れた場所を測るには、伸ばせる距離に限界があります。

そんな時に便利なのがレーザー距離計。レーザー光を目的のところに当てればそこまでの距離をデジタルで表示してくれます。

LiDAR Measuringは、レーザー距離計と同じように、離れた場所にレーザー光を当てて距離を測るので、一種のレーザー距離計と言ってもよいでしょう。

となると、あとはこのアプリがどれぐらいの精度があるのかが気になるところ。

ということで、コンベックス、レーザー距離計を使って、実測テストをやってみました。

まず、コンベックスを使って、室内で距離を測ってみます。
今回は、350㎝のところを基準にしてみました。
iPhoneのLiDARスキャナの測距能力が5mまでなので、ちょうどこれぐらいがよい感じ、という距離です。

コンベックスで距離を実測

これをレーザー距離計で測ってみると、350.5㎝。

レーザー距離計で実測してみる

さすが、レーザー距離計!
精確です。

では、この基準点にiPhone 12 Pro MAXを立てて、LiDAR Measuringアプリで距離を測ってみましょう。

349㎝!とでました。誤差1㎝。
この誤差ですが、iPhoneの傾きによって微妙に変わるので、測り方による誤差がどうしても出てきます。
iPhoneをしっかりと垂直に立てることができれば、誤差をさらに少なくできそうな感じです。

ということで、専用機のレーザー距離計の精確さにはかないませんが、大まかな距離を測るときなら、LiDAR Measuringアプリがレーザー距離計の代わりに使えるといえそうです。
常に1㎝少なく出る、という誤差であれば、それを勘案することでさらに精確性は増すといえそうです。

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