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3.22023
カッシーナのCAPITOL COMPLEX アームチェアを3Dマイホームデザイナーシリーズに読み込んでみた

3Dマイホームデザイナーシリーズにポリゴンリダクション機能が追加されました。
これは、家具メーカーや照明機器メーカーが配布している3Dデータをマイホームデザイナーシリーズに取り込んだ時、データが大きすぎて快適に操作できなくなる場合があるため、そのデータを間引いて軽くする機能。
インテリアコーディネートにとって、家具や照明器具は重要なエレメントです。
メガソフトがマイホームデザイナーシリーズ用に用意していない家具や照明器具が必要な時、外部データとしてそれらを取り込んでインテリアパースに使えれば良いのですが、家具メーカーや照明機器メーカーが配布している3Dデータは容量が大きいものが多いので、マイホームデザイナー内に取り込んだら、動作がスムーズにいかないことが多いのです。
なので、今回搭載されたポリゴンリダクション機能がうまく動作すれば、外部3Dデータがこれまでよりも実用的に利用できるのではないか、と思います。
ということで、カッシーナのホームページからダウンロードできる3Dデータを使って、外部データ取り込みとポリゴンリダクション機能を検証してみました。
使ったのはカッシーナの「CAPITOL COMPLEX アームチェア」の3D dxfデータ。
この製品を選んだのは、ポリゴン数が多そうだったから。
ポリゴンリダクション機能を試すのですから、できるだけポリゴン数が多い方が試し甲斐があるかな、と思ったわけです。
ということで、ダウンロードしたCAPITOL COMPLEX アームチェアのデータは、むむむ、92.3MBもありました!
これは歯応えがありそう。
早速3Dアーキデザイナーにインポートしたのがこちら。

拡大してみると、ポリゴンメッシュがびっしりと詰まっていて、これは重そう!という雰囲気。

ポリゴン数を確認してみると、30万ポリゴン!!

マイホームデザイナーに最適化されているパーツの場合、このソファセットでも全部で8728ポリゴンしかありませんから、このCAPITOL COMPLEX アームチェアがどれだけ重いデータかが想像できます。

とりあえず、ポリゴン削減機能で、2割ほど削減してみました。
ポリゴン数は18万ポリゴンまで削減できましたが、2割減らしただけで背もたれの裏面に穴が空いてしまいました。

ポリゴンリダクションって、そんなに簡単にはいかないようですね。
しかし、今回、一番の収穫は、30万ポリゴンのCAPITOL COMPLEX アームチェアを読み込んでも、アーキデザイナーが結構サクサクと動作したこと。
その操作している様子がこちら。
こんなにスムーズに動くなら、ポリゴン削減しなくても全然OKですね。
そしてOptimageでレンダリングしてみたのがこちらです。

普通にレンダリングできてます。
30万ポリゴンの3D家具が普通に使えるなら、もっと外部データの取り込みを受講者様にお勧めしても良いな、と思った次第です。
ただし、ポリゴンメッシュが多い3D dxfデータの場合、テクスチャを貼るのが大変だったりします。

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